2011年12月17日

陸前高田で第3回「道のカフェ」を実施しました。


夏・秋の開催に続き、「道のカフェ」の冬開催が実現しました!開催地は、陸前高田市の米崎小学校と米崎中学校の仮設住宅。事前にご案内の通り、今回は仮設住宅にお住まいのみなさんと一緒につくるハンドメイドの「道のカフェ」の誕生です。プロジェクトからは7人が足を運び、あとは全て自ら手を上げてくれた地域スタッフのみなさん。簡易器材だけで仮設住宅の敷地内にカフェ空間をつくり、お店のオペレーションもお婆さんやお母さんが大活躍。いつの間にか、お子さんたちまでスタッフとしてオーダーをとってくれました。



最初にプロジェクトスタッフから地域スタッフのみなさんにオペレーションを説明したときには、「私にできるかしら?」と少し不安そうな顔も見えましたが、それも束の間。リハーサルで実践練習をスタートして、注文をとる人、コーヒーをいれる人、ミルクを作る人… とそれぞれに地域スタッフのみなさんに入ってもらい、実際にコーヒーができると歓喜の声があがりました。お店をオープンして30分、1時間と経つにつれて地域スタッフのみなさんは瞬く間にコツをつかみ、お互いに世間話もしながらの余裕ぶり!スタッフ内でも笑顔が溢れ、コーヒーを飲みに来て下さった地域のみなさんも店舗の回りで話が弾んでいました。



また、米崎中学校仮設住宅の「道のカフェ」では、お子さんたちのために一足お先のクリスマス会も実施!スタッフと一緒にクリスマスケーキを作って、子どもたちの手による可愛らしトッピングとともに見事なオリジナルケーキが完成しました。その様子を聞きつけた大人のみなさんからもケーキを食べたいとの声をいただいて、コーヒーと一緒にみんなで分け合って手作りケーキを食べました。



終わってみればハンドメイドの「道のカフェ」は大盛況の大成功。お店を片付けた後、地域スタッフのみなさんから様々な率直な声をいただきました。「支援を受けるだけでは気がひける時期にさしかかっているから、こんなふうに自分たちも一緒に参加して作るのはすごくイイ」「仮設住宅にはいろんな人が混ざって住んでいるので、話をするのにいいきっかけになる」などなど。ハンドメイドの「道のカフェ」は、文字通り、復興への道を一緒に歩むプロジェクトに進化しています。引き続き、私たちにできる形で地域のみなさんと一緒に道を歩んでいきたいとスタッフ一同願っています。

道のカフェ@米崎小学校仮設住宅
道のカフェ@米崎中学校仮設住宅