2013年3月10日

米崎中学校仮設住宅で「道のカフェ」を開催しました

© Natsuki Yasuda
3/10(日)に陸前高田市の米崎中学校仮設住宅で「道のカフェ」を開催しました。カフェ会場の調理室は瞬く間に満席となり、ハンドメイドのコミュニティカフェ空間の誕生です。小さなお子さんからおじいさんやおばあさんまで、いろんな世代の方々が集う場となりました。

「道のカフェ」では、地域のみなさんとプロジェクトスタッフが一緒にカフェづくりをしています。今回も、自治会長の金野廣悦さんをはじめ、地域のみなさんとともに1シーズンかけて準備をしてきました。このプロセスを通じて、人と人とがつながっていきます。



今回は、復興3年目に向けて、米崎中学校仮設住宅の集合写真の撮影を企画しました。撮影は、フォトジャーナリストの安田菜津紀さん。仮設住宅の全景とともに、記念の1枚をカメラに収めることができました。

そして、特別企画で用意したのは、フォトフレームづくりです。スタッフと一緒に地域のみなさんがオリジナルのフォトフレームを作り、キヤノンのプリンタで印刷した写真を貼り付けてデコレーションしました。いつの間にか創作活動に熱中し、こだわりの作品が次々と生まれていきました。



米崎中学校仮設住宅のみなさんとは、震災直後の初夏から継続的にカフェづくりを進めてきました。今では、仮設住宅の集会所に、地域のみなさんが運営する常設のお茶処や居酒屋が生まれています。継続的な取り組みが人と人とのつながりを深め、新たな道を切り拓いていきます。「道のカフェ」では、引き続き、一つ一つの積み重ねを大切にしていきたいと思っています。

© Natsuki Yasuda